G7広島サミット首脳会議に合わせ、宮島口駅前の石あかり柱修復作業を達成!面子を守る。

5月19日から21日まで歴史的G7広島サミット開催にあわせ、廿日市市宮島口駅前交差点の石明かり柱修復作業を開会前に完成させましたのでご紹介します。

被爆都市広島市で開催された歴史的G7サミットが無事終わりました。
広島の中でも原爆資料館を有する広島平和記念公園と厳島神社のある宮島は世界的にも一度は訪れてみたい名所となっていることから岸田首相による案内が執り行われました。。
この度は宮島の玄関口と言われるJR宮島口前にある間接照明用石材の修復の様子をご紹介させていただきます。
石材は建築物ほか多方面で使用されています。木や人工物と比較して永年の歳月を経ても劣化することがなく歴史を重ねることで周囲との美観もアップしてまいります。
宮島口の照明用石材は明かり採りだけでなく道路と歩道を区分し事故を最小限にとどめる役割も果たされています。
今回はその中の1基が車の物損事故により壊れ修理すると言うものです。
元請をされた業者さまから修理の可否や石材の種類 納期などを含めての見積書ね依頼があったのはG7開催まであまり余裕のないタィミングでした。やはり海外からの要人をお迎えするに当りにG7開催日までの納期で修理が可能かが焦点となりました。
現地は往来の多い場所でもあり国道にも面した危険な場所となります。警察への道路使用許可証の申請や警備員の手配も必要となります。
更に大事な事は取替石材の納期と修復ヶ所の技術です。
幸いにも弊社は災害などで破損した墓石の修理も得意とする分野であります。
過去に修理した実績写真に加えて端材を利用した修理見本を作成することで発注者に安心をお届けいたしました。
修理過程は写真でご覧ください。

平日でありながら、外国人観光客の多い事、円安の影響もあり、続々団体客が溢れかえっています。

宮島口駅前交差点の自動車事故にて、石明かり柱石(モニュメント)が壊れ、埋め込まれた石柱本体を取り換えるのには大工事になりサミットに間に合わないとの理由で、寺岡石材工業に現地での修復作業を相談、依頼されました。

作業は二日間掛かりました。壊れた部分を石パテにて固め成形。石の蓋石は弊社で設計仕直し事前に製作しました。

殆ど手作業で、地味な作業。丹念に鑢でミリ単位の成型をします。

最後に石材色付けして完成です。この石目の色付けが最もテクニックと感性が必要で、完成後発注先担当者様より、全く遜色なく復元してどの箇所が壊れたのか見分けがつかない程立派に直ったですね!サミット期間前に間に合い面子が保たれました!と発注先様より大変感謝のお言葉を頂きました!