広島浄光台緑蓮へ、50年前に寺岡石材工業が製造した(島根県波多産青御影石)和墓を移設。
令和4年1月28日、50年前地元広島市安佐北区安佐町飯室のM様1尺2寸納骨堂型墓碑を広島浄光台に移設しましたのでご紹介いたします。
令和3年2月現在広島市中区にお住まいのM様よりご依頼。この度安佐町飯室にある家屋と土地を売却されるとの理由で、自宅傍に建てた50年前の墓石を広島浄光台墓地に移設することとなりました。ご覧のお墓は昭和47年に寺岡石材工業初代社長、寺岡茂が製造したお墓です。石材は島根県雲南市波多の丁場で採石した緑系御影石です。当時の青御影石とは、波多石でありました。石は固く重く吸水の少ない点が良いポイント、磨いても磨いても艶のりしにくい点は職人泣かせの石材です。現在は採石されてなく、とても貴重な石です。
間知石で造成された墓所全体も解体し、残石や残土を撤去、跡地は重機で引きならし綺麗に整地してお返し致しました。墓碑は1尺2寸納骨堂型、高さ2.6メートルとても大きな墓石です。石材は島根県産青御影(伯多石)。資源枯渇により現在採掘はされてない大変貴重な国産青御影です。(緑系御影)
昭和47年9月に建立したお墓です。この書体は寺岡石材工業初代社長の直筆です。現在はパソコンの専用文字フォントで彫刻しますが、当時は全て石屋さんの直筆で文字書きして彫刻していました。
跡かたもなく重機で引きならし、さっぱり綺麗に整地しました。
浄光台緑蓮4㎡に再加工して据付工事しました。間口2000x奥行き2000
本社工場内で研磨、墨入れお化粧して建墓。どこから見てもで新しく建墓した美しさ。
花立は初代社長、寺岡茂の匠な美術加工。
納骨堂扉には南京錠。
接合部分は強力なストーンボンドにて目地入れ。
地面は頑固マサで固めて防草対策。淡路島五色町の玉砂利。ぼんぼり立てキャップ埋込。
3.5尺丸墓前灯籠はなんと世界一高級な香川県庵治石です。現在価格1対で100万相当の灯籠。
令和4年1月に移設、表記石を設置。
偶然にもお隣も1尺2寸の大きなお墓でバランス感覚GOOD。
施主様より、「50年前のお墓を寺岡さんの技術によって新品同様に蘇り、且つ間口2000奥行き2000と狭小な墓地にきっちり加工据付頂き本当に嬉しいです」とのお言葉を頂きました。2代続いて仕事を賜ったことに感謝します!!先代の茂社長にも感謝!!