広島市佐伯区に縁起の良い吉相墓と伊予大島石のお墓を建立しました
吉相墓(きっそうぼ)は、家庭繁栄の原理や、陽明な観点からつくられるお墓です。
吉相墓のルーツ
古くは中国の殷(いん)の時代の「風水思想」 という墓地の吉凶を鑑定する学問で、 わが国では、聖徳太子が造詣が深かったという伝説があると言われています。
「墓」という字は、土の上に人が横たわり、上に日が当たり、草が茂っている形を表していると言われています。
また、万葉集にも「朝日照る」と言う言葉が墓の枕詞になっていることや、東南向きや南向きが良いとされているところから、墓相では「お墓や墓地も明るいことが大切」としています。東から南向き:朝日を一番先に正面から受ける/家運隆盛/健康・明るい家庭
<完成正面図>
<完成背面図>
大晦日午前7時、外は真っ白な雪化粧でしたね。 皆様には今年一年大変お世話になりました、心より感謝いたします。来年は皆様におかれまして良い一年になりますようご祈念申し上げます。
さて、今回、五日市店にご来店された0様より、伊予大島石で合同の吉相墓を建てたいとのご相談がございまして、数十年前既に建墓された吉相墓の不具合の修繕と改修も合わせて吉相式合同墓を建立しましたのでご紹介します。下記の写真は工事前の写真です。立木も鬱蒼として基礎のくり段巻石も折れたりお墓も傾いたりしていました、墓所内の赤土も無くなり地面環境も良くありませんでした。
まず鬱蒼とした立木を根掘り伐採し周りを明るくします、お墓も一旦撤去、基礎くり段巻石も一旦撤去して再据付工事します。勿論工事着手前には神主様や僧侶様により地鎮祭(床鎮め)閉眼供養の儀も丁重に行って頂きました。
場所が狭小で、大型吊りトラックでの工事はNGなので、移動式クローラークレーン車と小型運搬車での工事となりました。
背面からの画像です、立木撤去したお陰で朝日が十分に照らし明るくなりました。奥に建っている古いお墓の様に以前は立木で陰になり少し薄暗い環境でした。 移動式カニクレーン車にて墓を移動したり再据え付けたり巻石の改修工事を行います。
完成写真になります。向かって右側が五輪塔でご先祖様のお墓です。右側は上座になります。左手が夫婦墓、個人墓、合同墓の並びです。
左手前が子供の墓で逆縁墓とも云います。墓所内の古い土壌は回収し新たに浄土砂(赤土)を厚めに撒きました。地面は明るく環境の良い吉相墓所に改修しました。
背面は納骨所です。ご先祖様を含め全てのお骨は裏側の納骨所に埋葬します。
施主様は浄土真宗のお方で、仏石には「南無阿弥陀仏」と刻まれました。この墓を建てるにあたり、一切のセメントや目地ボンドは未使用です。吉相墓はセメントや目地はしません、無垢の状態です。お墓は大入れといって、凹凸嵌め込みしており、割と地震による横ずれは無く安定しています。