明法寺墓地(広島市佐伯区湯来町)寺岡石材工業製、庵治石極上黒口細目石ご紹介。
皆様こんにちは、この度、香川県高松市庵治町・牟礼町産出の「庵治石」で和墓作成建立させて頂きましたのでご紹介します。「庵治石」は日本を代表する最高級御影石であります。石英・長石・雲母などの結晶小さく緻密で、まだらな模様「斑ふ」が浮き出て大変美しく上品な石材です。山から採石した原石から実際にお墓にするには歩留まりが低く約1%程度しか製品化できないので世界一高額な御影石であります。
大丁場(大谷産業さん丁場)バーナーや重機で石山(大丁場)より採石
大割した巨大な原石にセリ矢を入れ、ハンマーで慎重リズムかるに叩き小割する
小割した原石を山から運び出した後、大口径(ダイヤモンド鋸)で切削
自動研磨機(砥石50#100#200#400#800#1500#3000#最後バフ掛け)で鏡面研磨
磨き仕上げたチェック、曇った部分があれば再研磨仕直します 採掘元の大谷産業社長と一緒に検品。ナデ・黒玉・白玉・ヒビ・角度・面取り等、厳重に検査。
和墓の一番下の一枚石(芝台)は採石するのに2か月~半年、場合によって1年かかるそうです。この度弊社の加工は花立・供物台の備品(美術彫刻分野)と文字彫刻・施工を担当、一枚石の様な大きいサイズ分野は大谷産業産で加工して頂いてます。(原石買いは歩留まりに関係しリスクが高い為、半製品化をお願いしております。
美しく仕上がっております。真ん中の四角い穴が納骨室となります。納骨室を切って取り出すのも誠に大変です。切抜きを失敗してしまえばこれまでの苦労がパーになります。
庵治石細目極上の石目(一般的な庵治石極上品です)
庵治極上黒口細目石(あじごくじょうくろくちこまめいし)はスーパーエリート石材で(大谷産業所有の大丁場)今回お客様の墓石材として採用。色が濃いのが特徴です。
仏石、上台、下台を加工して鏡面研磨した工場内写真
広島市佐伯区湯来町 妙法寺境内墓地に施工した完成写真です。南無阿弥陀仏と彫刻しておりますが、墨無し深彫り仕上げとしており、黒墨は一切塗りません。墨無し彫りは濃淡を要し彫刻に手間が掛かりますが、庵治石そのものが美しいので上品に仕立てるのが良いと思われます。
令和3年2月6日 明法寺墓地建立
弊社元会長の墓碑も庵治極上黒口細目石です(広島浄光台建立)。庵治石の知名度は高く西日本は勿論、関東エリア特に東京首都圏の墓苑でも多く散見します。大物映画スターさんや歌手、野球選手さん経営者、著名人さんからも高く評価され建立実績が多く御座います。森ビルの日本料理店内外壁にも導入されており高級店に相応しい品位と味わい深さを感じます。弊社への年間庵治ご注文比率は2%程度しか御座いませんが、お客様異口同音に「サイズより品質で選んで正解だったよ」と称賛頂けております。どうぞ庵治石ご検討なら寺岡石材工業是非ご一報ください。
平成23年7月 寺岡石材工業会長の墓碑 広島浄光台緑蓮に建立 竿幅2尺 高さ10尺