東広島市八本松町、古い墓所を改修し、新しく合同墓と先祖墓同時2基建立された事例をご紹介します。

【工事内容】墓所改修工事/墓地造成工事
【場所】東広島市八本松町飯田 【墓地面積】33.0㎡
【墓石関連内容】墓仕舞い/合同墓と先祖墓新規建立
【石材】黒龍石特級K16 【規格】9寸角座四重台×2基

向かって右側「南無阿弥陀仏」が先祖墓(先祖供養塔)*古いご先祖様のお骨を一斉に合祀したお墓。
左側「倶会一處」が合同墓*亡くなられたご主人様が初代として納骨、これから家族子々孫々入るお墓になります。

 

12月師走となりました。急激な気温低下と、冬至による日照時間も限られる中、東広島市八本松町飯田のS様の墓所改修工事/墓仕舞い/ご先祖様の新規先祖墓(供養塔)/新規合同墓の大掛かりな墓石関連工事をさせて頂きました。S様は弊社お客様のご親戚にあたり、ご紹介でご縁を頂きました。

S様のご主人が亡くなられたのをきっかけに、数多くの先祖代々墓を墓じまいして、その代りにご先祖様のお墓(供養塔)と、これからの合同墓を建てられることとなりました。
亡くなられたご主人様は、ご生前の時より管理しきれなかったご先祖様の多くのお墓を山から下し、一括に合祀した墓石を建てる計画もされておられたようです。
今回は、墓地造成を含む大掛かりな工事になり、地元他社さんからある程度の建墓に関する資料も取り寄せておられましたが、新規に建墓するだけではなく、墓地周辺の駐車場も無い難所の手間の掛かる土木工事も兼ねる為、全て一貫対応の寺岡石材工業が相応しいと云うことで弊社提案を採用して頂きました。

 

下記写真の通りS様の墓地には古い墓石がズラリ7基建っており、その古い墓石を全て解体撤去(墓仕舞い)して、新たに石材で加工した墓地を造成し、先祖様のお墓と、これからお世話になる合同墓を同時2基建立されました。

 

弊社が設計した提案図面です。墓地全体が47㎡。新規改修する墓地は33平米です。墓地周りは厚さ10cmの生コンで固め、中央に石材で加工した舞台を造成。お客様ご要望で、墓地まで昇降する参道は防草対策と滑り止め防止の為にセメント工事も依頼、図面導入しました。

 

昇降参道はセメント仕上げ(表土鋤取り+砕石敷き詰め+転圧+ワイヤーメッシュ配筋+セメント塗り)


舞台周りは10cm分厚いコンクリートで土間塗りしています。中央に拝石2枚埋めています。

 

裏側からの泥水が墓所内に入らないように200mm側溝も設けています。

 

石で作成したベンチ。ベンチの下部に小物を収納しても便利です。突出した塩ビキャップはぼんぼり立て。

 

魔除けになる角墓前灯籠一対据付。燈籠を設置すると格段に良くまとまります。

 

無事、建碑法要と納骨法要を執り行われました。

<追伸>
工事場所は車の多い道路沿いで、駐車スペースも無い場所。石材資材を墓所まで小運搬する作業に大きく手間がかかり、予定完成納期を超えた工事でした。ご近所様3軒にも事前にご挨拶をして注意を払いながら工事を致しました。特に、弊社拘りの長さ3000mm以上の一本物の長石を運搬するのは大変で、人力と時間と緊張の連続でした。

お客様より、今まで沢山の先祖墓を管理するのは辛かった、やっと解放されました。と、大変お喜びのご様子でした。