宇部市から広島市へお墓の引っ越し、奮闘記!!
<宇部市内に建っているご先祖のお墓>
皆さまこんにちは、6月は夏至で、日の出は早く日の入りは遅く日が長いので、遠方の工事にとっては誠に有難い時期です。(梅雨は問題ですが)さて、この度、広島市にお住いのIM様より、山口県宇部市に建っている先祖のお墓を広島市の霊園に移設したいとのご相談を受け、宇部市内のご先祖様お墓の解体運搬、墓地舞台解体撤去、並びに弊社工場でのポリッシャー研磨や不具合の修繕と浄光台水蓮に再据付工事しましたのでご紹介します。
広島市を早朝6時出発、9時前には宇部市墓所に到着。梅雨時期で山口は雨模様。滑りやすいので慎重な作業となります。
本家様の自宅駐車場にトラック3台。パワーショベル重機、クローラー石材運搬車も駆使して運び出ししました。駐車場より墓地迄の距離約40メートルには、クローラーの跡が付かない様にベニヤ板とアルミ製歩みを予め敷いて養生、走行します。
墓石は手荒な扱いは出来ませんので、人手により慎重に解体して行きます。
木製の歩みを石材の下側にセット、石が欠けないように麻袋も石材下に敷いて滑ベらせながら慎重に移動し運搬車に載せます。
運搬車で駐車場まで運び出したら、クレーン吊りトラックで荷台に乗せます。長石(長物)や、土台など大小サイズに合わせトラックに積載します。
雨が降ったりやんだり、合羽を着ての作業は蒸し熱く大変です。休憩しながらも、寺岡社長含め4名体制で無事作業をこなしました。
石で建造された墓地(石舞台)を重機で掘起し、残土も運び出し撤去。堅牢な基礎部分もてこずりながらも撤去。窪んだ跡地は平らに引きならし整地します。整地に使用した川砂は寺岡石材工業推奨の鮮度ある広島市内産。跡形も無く綺麗に整地してお返し。
宇部市より引き上げたお墓は、弊社工場内で各パーツに分解。パーツ毎に泥や汚れを水洗いした後に、頑固な水垢(黒淵)は、機械ポリッシャーにて水垢取り、研磨して仕上げます。
ポリッシャー研磨した部分は黒く染みついた水垢は除去し、石材の地肌が蘇りました。石材は山口県黒上島の徳山御影石で、風化ダメージも少なくとても綺麗になりました。
広島浄光台水蓮に移設、完成しました。
今迄、洩れていた先祖様の院号・法名を新たに彫刻。再建者も彫刻。
基礎巻石、完全防草対策ストーンレジン、ボンボリ立、屋根香立て蝋燭立ても新規に装備、お参りし易く、今後の管理が軽減化したと、お喜びになられました。