安芸郡海田町災害墓を寺岡石材工業職人技にて修復再生。海田町三迫(海田南小学校東側近墓地)

<海田南小学校グランドと海田町街並み>

海田町三迫道祖園ゴルフ練習場下の墓地が平成30年7月に発生した集中豪雨で土砂が崩れ、墓地と共に多くの墓碑が被害に遭いました。

約3年の月日をかけ見事に墓所は再建され、今年の春ごろより徐々に墓石も再建され始めています。令和3年6月1日撮影

 

被災に遭われたT様よりご依頼。大切なご先祖墓碑を引取り、墓地が完成するまでの長期間大切に保管。寺岡石材工業にて再生し、令和3年10月吉日、時間かけやっと完成しました。

中央の「南無阿弥陀仏」合同墓の再生加工、同類の伊予大島特級石を仕入れ、不足のパーツを推測設計し製造。文字も再彫刻。

巻石(長石)1本長さ3メートル、墓碑重量4000KG、この場所まで運搬するのが大仕事!多くの職人さん手配と、人力での作業。

右側自然墓石(納骨)に対しては、台座、花立、アーチ型香炉など、本体とマッチした自然風花崗岩をチョイス、自然風手加工で被災前の状態に復元してます。

エントランスと巻石内は完全防草対策として、ストーンレジン(淡路砂)を施し見た目の清潔さと管理面の将来性を高めておられます。

真砂土とストーンレジンの境界には長石(境界石)を埋込してます。砂は同色ですが、違いの差が歴然としてます。